怪我をして、人の優しさや思いやりに触れることが増えました。
外出時にさりげなく助けていただいたり、優しい言葉や応援の言葉をかけてくださる方もいました。
そのたびに申し訳ないと思いつつ、嬉しくて涙が出そうになります。
しかし同じくらい、それ以上に感じるほど、嫌な思いをすることもあります。
ぶつかってくる人。
道を塞いで話し込む人。
歩行に苦戦している姿を見て笑う人。
その中でも特に多くて怖いのが、歩きスマホで向かってくる人です。
画面に集中しているので周りが見えておらず、真っ直ぐ歩けていない人や歩行速度が速い人もいます。
そしてぶつかりそうになったり、ぶつかっても、無視してスマホを見たまま歩き続ける人が本当に多いです。
そんなにも重要なものを見ているのでしょうか。
イヤホンをつけている場合もあり、まるで何もなかったかのように通り過ぎていくことも。
松葉杖は咄嗟に障害物を避けることがとても難しいです。
というか、無理です。
前方から来る人とぶつからないよう早めに避けて歩いていても、相手がスマホを見たままこちらの方向に逸れてきてぶつかったこともありました。
健康な状態でぶつかられても転倒したり非常に痛い思いをする可能性がありますが、
歩行が困難な状態で遭遇すると本当に恐ろしいです。
他者に迷惑をかけるだけでなく、大きな怪我や事故につながる可能性が高いことを認識して欲しいです。